犬夜叉・妖怪

河童の手のミイラ(かっぱのてのみいら)
幸福を招く河童の手。 女の子にプレゼントするもよし!猫に食わせるもよし!

百足上臈(むかでじょうろう)
上半身は人間、下半身はムカデのお姉さん。 実はオールヌードだが所詮ムカデなのであまり嬉しくはない。
骨喰いの井戸から現れ、かごめを戦国時代に引きずり込んだお方。顔を舐めたりするので、ちょっとアブナイお姉さんのようだ。四魂の玉を食べて脱皮し、より美しく変身するも、犬夜叉の散魂鉄爪の一撃であえなく塵と化す。

特技:長い胴体を利用した巻き付き攻撃、腕の数をいかした熱い抱擁。

屍舞烏(しぶがらす)
烏に歯が生えたような妖怪。胸をくいやぶって人間の体に巣食い、その死体をあやつる。しかし四魂の玉を手に入れるためとはいえ、あのむさくるしい男の厚い胸板に飛び来んだのかと思うと畏敬の念を禁じ得ない。 四魂の玉を食べたらワニみたいな顔になった。かごめの放った矢により、四魂の玉ともども粉々に。

特技:死体をあやつる(しかしあからさまに不自然)。


冥加(みょうが)
犬夜叉の従者のノミ妖怪。つぶされてもすぐ復活する形状記憶の体を持つ。常に安全なところに身を置く要領のいい奴だ。

特技:血を吸う。危険察知。

邪見(じゃけん)
殺生丸の下僕。あんまり大切にされてない。なんの妖怪なのかはわからないが、とにかく雑魚テイストあふれるキャラである。

特技:とりあえず人頭杖を使いこなしている。しかしこいつ自身の特殊能力ってあるんだろうか。

無女(むおんな)
母が子を思う情念の妖怪。その行動はまるで子離れできない母親のようである。犬夜叉の母の姿で現れ、犬夜叉を惑わすが、最後には犬夜叉をかばって倒れる。母性本能というやつだろうか。
杖で頭を叩くとべこっとへこむ。無女をみかけたらぜひ試してみよう。

特技:子供を自分の中にとりこむ。


河童(かっぱ)
関西弁で漫才をする妖怪。天然系。戦国時代にはたくさんいたようだが、現代ではあまり見かけない。そういえば生存競争に敗れるのも仕方がないボケぶりではあった。


九十九の蝦蟇(つくものがま)
300歳、青春真っ盛りのガマガエル(ある意味トノサマガエル)。巨大で二足歩行で言葉をしゃべって妖力を使う以外は普通のカエルだ。一介のお殿様にとりついて若い娘をコレクションしていたけど、かごめの宴会芸の前に敗れ去る。 どんなに美しい娘でもこいつにかかるとおたまじゃくしになってしまうのが嘆かわしい。

特技:伸縮自在の舌、瘴気の息。若い娘をオタマジャクシにする。
弱点:熱に弱い。

肉づきの面(にくづきのめん)
四魂の玉のかけら内蔵の能面。一度被ると死ぬまではがれないらしい。現代にあらわれ、かごめの試験勉強の邪魔をする。肉をあやつらないと動けないらしく、オヤジ狩りする若者集団を取り込み肉だるまとなる。見た目がちょっと不気味だが筋肉だるまじゃないだけまだましか。最後には肉をほとんど捨てたシンプルな姿になってかごめを狙ってくるが、犬夜叉に四魂のかけらをとりだされて風化する。その際、残された肉がどうなったかは不明。

特技:不定形な肉体をいかしたアクロバティックな攻撃。

満天(まんてん)
雷獣兄弟の、弟の方。 さらったヒロインを育毛剤にしようとする前代未聞の妖怪。『ブラシで育毛バッティング』という、あまり若者らしくない行為を日課にしている。登場時に3本もあった大切な前髪が、かごめ達の手により2本、1本…と減っていくのはとてもせつない。本人は髪が抜けるたびに哀しみでパワーアップする。
犬夜叉の投げた鉄砕牙に貫かれて死亡。死んだら死んだで、弟思いの兄に「あんちゃん、いつまでも一緒にいてやるからな…」と 心臓を食われる。いろいろと幸の薄い奴であった。

特技:口からプラズマ砲。「おーれーのー髪ーーー!!」ちょどーん。
備考:四魂の玉の力をもってしても、髪を生やすことはできないようだ。

七宝の父(しっぽうのちち)
毛皮だけの登場。雷獣兄弟の手にかかり、満天の腰巻きとなっていた。なんだか浮かばれない。
毛皮になってもかごめと七宝を雷撃から守ってくれた立派な父親。


鋼バチ(はがねばち)
鉄砕牙の鞘の修復に利用された蜂。『鋼バチ』という無機質な名前のわりに、外見は南国のフルーツ系だ。ただし冥加の話では犬夜叉ですら刺し殺せるようなので、ひたすら危険なハチである。
そういえばスズメバチに出会った時の対処法に、『スズメバチは横への移動には敏感だが前後への移動にはうといので、そのまま50メートルほどじわじわ後ずさって、距離をあけたら一気に逃げよう』と書いてあったが、なんだかイメージトレーニングをすればするほど悲しくなってくる。

タタリモッケ(たたりもっけ)
幼子の魂から生じた妖怪。子供の霊が成仏するまでその耳元で笛を吹き続ける (一応一緒に遊んでいる姿のようだ。実際子供は喜んでいる)。外見は胎児の水死体みたいで、とても可愛い。
タタリモッケの瞳は子供の霊の『悪霊度』のバロメーター。普段は薄目だが子供が悪霊になると瞳も全開、血走った目でその子供を地獄へと連れて行く(しかも鎖をかけて)。その豹変ぶりはまるで2重人格の幼児誘拐犯のようである。
ちゃんと日本語も話せるが、普段は笛の音で語っている。絶対音感の持ち主(推測)。

備考:胎児の妖怪かオタマジャクシの妖怪かでしばしば論議を呼ぶ。

魂鎮めの笛(たましずめのふえ)
タタリモッケ唯一の装備。いかにも魂を鎮めてくれそうな名前だが、真由ちゃんの例を見ていると、単なる気休め、もしくはタタリモッケの趣味としか思えない。戦国時代から吹き続けている、タタリモッケ自慢の逸品。

蜘蛛頭(くもがしら)
蜘蛛の体と人間の頭をもつ妖怪。名前とはうらはらな容姿。顔は、40代~50代の男性が中心。…その顔で群れたがるのはよせ。

和尚(おしょう)
せつない目をしたおじいさん。この人の顔を見てると、『逆さから見ると表情が変わる絵』を思い出す。

蜘蛛頭の親玉(くもがしらのおやだま)
和尚の真の姿。目元から愁いが消えた。
体は蜘蛛の巣状に広がる。頭部は体中どこでも移動可能らしい。四魂のかけらを食べたら顔が増えた。なにやら妙な体の構造である。
シュルシュルと口から糸を吐く姿は、まさに蚕。(…あれ?)
甘い言葉で若い娘(なずな)をたぶらかす、極悪な老人。

特技:毒。肉圧。糸。

裏陶(うらすえ)
陶芸に生涯をかける鬼女。ちょっと化粧が濃い。 芸術家肌の彼女は、陶芸材料も自分で調達。5巻での材料は桔梗の骨と土。裏陶さん、出来はどうですか?
裏陶:「なかなかに良い焼き上がりじゃ…」
期待をふくらませながらページをめくる。 そこには…古代の呪いの人形みたいな、もっさりした物体が。 「ああっ、桔梗…変わり果てた姿に!!」と涙が止まらない。 ←てっきりこの姿が完成品だと思った。しかし裏陶が鎌でつつくと人器が割れ、中からは美しい桔梗さまが。裏陶万歳!!でもマトリョーシカみたい。
せっかく焼いた桔梗人形だが、まるで抜け殻のよう。 どうやら陶芸家魂だけでは動力が足りないらしい。 そこでかごめの魂をとりだして桔梗人形にいれる裏陶。目覚めた桔梗に一撃でやられる裏陶。さようなら裏陶、桔梗をありがとう。
しかし5巻179ページで首をはねられてから6巻26ページまで、彼女は何をしていたんでしょうか。

特技:陶芸。人を薬漬けにする。

化けイタチ(ばけいたち)
阿弥陀の仏像に化け、屋敷の若い娘の魂を食っていた妖怪。
登場まもなく弥勒様に一撃でやられる。
まさに弥勒法師の登場シーンを彩るためだけの存在といえよう。
目の下のくまどり(?)といい、四魂のかけらを額に仕込んでいたところといい、
妙に満天を思い出させるヤツである。ふさふさの毛並みが大きな違いか。



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